今日は猫の日

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

先日、娘と猫カフェに行きました。

 

猫を飼っているのですか?と聞かれましたが、猫は飼っていたが正解です、と答えました。はい、わが家の猫ですが1年半ほど前になるのでしょうか、小太郎(シマシマ)と千代備(シロクロ)は亡くなりました。

 

どちらも老衰だろうと思いたいところですが、小太郎は口に腫瘍が出来ていました。千代備はたまに発作を起こすような感じでした。どちらもたぶん19歳。生まれた季節から、半年くらいは年齢が違うのかもしれません。シマシマの小太郎は餃子の王将の駐車場で、シロクロの千代備は公園で生活しているのを拾ってきました。それなりに長生きしてくれたと思ってます。

 

今日は猫の日なんだそうです。

 

飼育している動物を愛してほしいと思います。

動物虐待なんてのはもってのほかです。

※動物愛護団体に所属してるわけではありません。

 

ちなみにですが、津軽三味線の胴(太鼓みたいになってます)の部分に使用されているのは動物の皮です。動物の皮を使っていますが、わたしは「二度目の命」の話が好きです。

 

三味線を粗末にして皮を破いてしまうという事は「二度目の死」を自分で招いてしまったという事になります。頂いた命を粗末にせず、二度目の命が燃え盛るように大事に使うのが三味線奏者の使命のひとつだと思います。

 

音が気に入らないから、と過去は張替をしていた時代があったと聞きます。音を商売にしているなら良い音をお客さんに届けるのは当たり前だとは思います。

 

しかし、自分の腕を磨く事も忘れてはいけません。

 

自分の腕とは演奏もそうですが、道具の管理や選び方も含みます。どうやって鳴らしてやろうかと努力しないといけないと思います。

 

実はお稽古をするという事はもろ刃の剣で、大切な皮を傷つけてしまう事もある行為です。

 

大事に使う、よい音を鳴らすという相反するところがあるので、試行錯誤を繰り返してきた先達がいます。その先達が語るのが「二度目の命」のお話でして、津軽三味線奏者ってお前さんどうなんだ?と問われているような気がします。

 

 

畜生の命をもらって生きている。

猫の日にそんな事を思い出しました。

 

ではまた。

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令和6年4月21日(日) 開場12時半 開演13時

 

『民謡どうでしょう?Vol.8』

 

会場は横浜にぎわい座芸能ホールです。

 

ゲストに横川裕子さんをお迎えして、全国各地で愛されている民謡を楽しめるコンサートです。

 

チケットは前売3000円、当日3500円。

 

席に限りがございますのでお早めにお買い求めください。

 

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