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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
ゴムも結んでこれでおしまい。
作りに作った「かせ」ですが、そもそも需要のないものをなんで作るのか。
『そこに木材があるから』
DIYなんてそんなものです。
木っ端にしか見えないものが何かの役に立つ、または何かの役に立たせるために加工する。アイデアを発見できた時のうれしさがあるから作り続けるんです。
登山家に聞いた答えをもじってますけど、まさに同じ感覚なんですね。
意味を探す理由は必要ないわけで、自分のために行動しただけの話。
意味を尋ねる事に意味が無かったりする、そんなもんなんですね。
音楽も通じる場面がありますよね。
なんのために毎日稽古してるんですか?なんて質問して来られても、質問者の想像力にこちらが疑問を持ってしまいます。
「そんな事も想像できないんだろうか?」なんて口にはしませんが、たぶんこの質問の本質はこういう事なんだろうな、この人が聞きたいのはこういう事なんだろうな、こういう答えが欲しいんだろうな、と答えてますが質問としてあんまりだと思いますよね。
さて、この作ったものですけど…
どうしよ。
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