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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
教室運営をしている人だとほぼ同じだと思うのですが、発表会や展示会などがコロナ禍でぶっ飛んできました。
ここ最近の5類に格下げ、マスクは任意という報道は他人事ではありません。ぶっ飛んできた発表会や展示会が気兼ねなく開催できるようになるかどうかの瀬戸際でもあります。
内心、不安な要素はまだまだあるのですが、お稽古というのは発表の場があって熱が入ります。そんなものが無くても熱は入らないとダメなんですけど、にんげんってそんなもんです。
人前でいいカッコしたいのです。はい。
オレサマはそんな事ないよ、オレサマはひとりで楽しむよ、っていう人でも演奏が出来るようになってくると欲が出てきます。
披露してみたくなるんです。
それが自然だと思うし、楽しみ方の道筋に舞台というのは必ずあります。避けて通る事も出来ますが、そこから先になにがあるのか見たくなってくると思います。
重造会ではどうなの?というと、無理やり舞台に上がってもらいます。本人がいやがっても舞台を目指してもらいます。音楽のすばらしさを身をもって経験してもらいたいので舞台に上がれるチャンスを作ってます。
演奏依頼があった時も必ず生徒さんの事を考えます。
『あの笑顔を見てもらいたいから。』
なんか違うんですよ。
披露した後、観客の表情って違うんです。
いつも顔を合わせている人ですら、ちがう表情になるんです。
それを感じて欲しいんです。
音楽以外にもあるとは思うんですけど、音楽はわりとその感じを身近に感じれるというかなんというか。いろんな感情が入り乱れているんだと思うんですけどそれが分かるんです。「あ、よろこんでくれた」みたいな幸福感が自分に押し寄せてくるんです。
それを経験してほしいな、と打ち合わせの時にはいろいろ提案をしてます。
また演奏依頼とは別に自主企画もします。
それが発表会やおさらい会です。
そのために積み立てなどしているんですけど…。
なんかしないと。
発表会で演奏できる曲のおさらいもしないとこわいんですよね。
いいカッコしてもらいたいのと、いいカッコしたいのと混在です。
こっちはなんとかしないと。
ではまた。
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