ブログを御覧いただきありがとうございます。
津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
なんといつも区切りにしている10回まで来てしまった。
だから区切りにしようと思います。
決して飽きたわけではありません。
決して。
真面目さ
最後はこれに尽きます。
出来る、出来ないの前にこの道に対して真面目かどうか。
規律を守るという真面目さや、お稽古を積むことへの真面目さ。
様々な場面で真面目であることは最高の武器になります。
これはどんなことでも一緒ですね。
本当はそれなりのレベルにはみんながなります。
しかし、どっかで何かが起きるのでみんなが同じレベルにはならないのです。
愚直という言葉、好きという言葉、才能という言葉でなんとなく片付けたりするんですけど、真面目になれる人なのであればみんな同じレベルになれます。
大会を見ていればそれはわかります。
上位5名ってどんぐりの背比べですよね。
誰が下手なんてわかりません。
上位5名ともなればみんな上手です。
真面目にお稽古に取り組んできた結果が、遠い地で離ればなれ同士のレベルを同じにしてしまうんだと思います。
実際話してみるとすごく三味線に対して真面目です。
わたしも真面目なんだけど!って言われるかもしれません。
そこで初めて才能とかの言葉を使ってほしいです。
才能は残念ながらあります。
才能がないと余計に時間がかかったりします。
残酷ですけどこれは事実です。
足りない部分を埋めるためにはノウハウや過去から積んだ経験をひとから拝借しないといけないわけです。
独学に限界があること、教えることが仕事になるのはそういうわけです。
手助けを受けたりして、時間をかければ、スタート地点が同じような時期同士であれば似たものになるはずです。
わたしはこの事にはやく気が付けばよかったと半世紀を生きようかという年になって分かりました。
人が見ていようがいまいが、誰かに評価されようがされまいが、目の前の仕事ややらなくてはならない事に対して真面目に取り組むってすごく難しくて大事なことです。
結果は自分に返ってくるものなので、誰かのせいにすることもできません。
ひとはさぼったり、楽したりしたいものです。
自分だってそうで、あっという間に、すぐに、という言葉に弱いです。
出来る人をみると羨ましいですし、自分もそうなりたいと思います。
現実にするのであれば取り組む数時間、数分だけでも真面目であればなれるんだと思います。
結果が先に欲しいし、ひとを見て焦りも出てきます。
それすらも真面目に受け止めなくてはならないんでしょう。
同じひとのようで同じひとではありません。
ひとりひとり何か違うもんです。
違いを見つけて自分が出来ない理由を見つける事も大事ですけど、同じことが何か所あるのか数えてみる事も大事じゃないでしょうか。
腕は2本で、指は5本ずつ付いている。
関節は不自由なく曲がる。
ものを握るだけのことは出来る。
お稽古の時間は週に何時間取れる?
差があるとすればどこでしょう。
どの場面でも真面目であることは武器になります。
時間があるからってダラダラしててもダメなもんじゃないでしょうか。
わたくしそう思います。
はい。
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