ブログを御覧いただきありがとうございます。
津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
なんだかんだと回数が伸びていってます。
考えてみるといろいろあるもんですね。
このテーマにするに至った話を少し書きます。
現在、自分自身では、この職業はとてもすてきなものであると思ってます。ひとから感謝されるような仕事は数ありますが、直接そういった言葉を伝えてもらえる職業はそう多くないと思います。
ひとの記憶に深く刻まれたり、思いがけない経験をたくさん出来るのが舞台の仕事だと思っています。だから夢をもって挑戦する人が大勢いますし、挑戦の半ばで諦めるひとも大勢います。
また挑戦が実りこの道で食っていけたとしても、さらに続けていけるのかという戦いが待ってます。身体のメンテナンスや道具のメンテナンスの事は今までのこのブログで触れてきましたが、長くこの世界で生き抜くための知恵です。
コロナ禍であっても夢に挑戦するひとはいます。
しかし逆風という状況に変わりはありません。
下地があって、今まで積み重ねたひとたちであっても苦しい時です。
ありがたい話で、わたしは本当に恵まれた中で生活できています。それなりに努力は必要ですが、わたしの場合は他の人に比べればはるかはるか楽に過ごせていると思います。自分でつかみ取らなくても、知恵を授かることが出来ますし、信用を得る事が出来ます。
今からこの道を目指す人にとってわたしが授かった知恵が少しでも役立つのであればいいな、という思い。あと、自分が出来ていなかった事がたくさんあるので、同じことにならないようにという願い。そんな事を思って書いてるわけで…。
小難しい話にもなりますし、妙に生活感あふれる話に、お金の話にもくどいように触れますが、参考になればと一方的に思ってるだけなので軽く読み流す程度に呼んでくれればと思います。
では続きを・・・
よい人柄
人柄って手に入るもんじゃないですけど、そのふりは出来ます。それなりに。真似する程度でもいいです。横着、横柄、ひとが不快に思うであろうことは勉強して出さないようにするべきです。
昨日の記事の「信用」にもつながります。ひととの繋がりを大事にしないと舞台の仕事はうまく回りません。強制的に回すことは出来ますが、裏方から文句が出るような舞台なら失敗です。
観客は喜んで帰った。
チケットも売れた。
結果はそれでいいでしょうけれど、2年後に付き合ってくれるスタッフが居なくなったなんてのはどうですかね?信用は依頼者、三味線屋、業者(イベント会社やプロダクション)、門下生、スポンサーに対してすべて作らなくてはならないものです。
仕事の依頼者に対する態度。
三味線屋に対する態度。
業者に対する態度。
門下生に対する態度。
応援してくれるごひいきのお客さんやスポンサーに対する態度。
ころころ変わってしまうひともいますけど、同じ変わるのでも考えて変わらないといけません。そういうところを見られていると思って行動しないといけないと思います。
自分磨きをしていくと自分は変わっていきます。そこまで褒められるような人生を歩んでいなくても、磨いたことでにじみ出てくるなにかがあるものです。
それが良いものなのか、悪いものなのか。
『ああ、この人ってこういう人柄だったのね』
口はすこしぶっきらぼうでも、あちこち気を配れるひと。気が付くと面倒なことがパパっと片付けられてる段取り上手。舞台の上は腕があればだれでも輝きます。でも舞台から降りたときに輝けるひとはほとんどいないと言っていいと思います。
いたとしたらその人はやっぱりスターだと思いますし、中心人物になっていると思います。
目指す人間、目指したい人間はどれでしょうか…
わたしはどちらかというと腹黒いです。
それは間違いありません。付き合うと分かります。
そう見えているか、見えていないかはわたしの努力・・・なんて話があったらどう思いますか?
ではまた。
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