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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
こんにゃくの裏表を見分ける方法を知ってますか?
裏表と言えばいいのか、上下と言えばいいのかは作っていく過程の話なので、職人的には上下なのでしょうか。
丸いものもありますし、糸のものもあるわけなので種類は板に限定されます。
どうでしょう?
なんて質問されても困りますよね。目印をつけてるわけじゃないから分かるわけない、というのが答えです。
たぶん。
作っている人からすればわかる場合もあるんでしょうね。こういう風に作っているとどうしてもこうなる部分が下に出来るからこっちが上ですよ、なんて話。普段身近にあるものでも、使っている本人がわからないものってたくさんあります。
ちなみに、撥の裏表ってわかりますか?
これもわかりませんよね。
メーカーのマークがある方?なって答えた方はメーカーにしてやられています。
あ、でも、もしかすると表に合わせてマークを付けているメーカーもあるかもしれません。甲羅には裏表がありますし、手元につける時までわかっていればつけられますよね。
ほとんどの場合は使っているひとの気分次第だと思ってます。わたし自身がそうです。この模様になる面が表とか、この撥先を使う方が表とか、そんな感じです。べっこう自体の裏表がわかっているのではなく、自分の気に入った音が出しやすい方が表みたいなもんです。
世の中にはひとの感覚で裏表が決まるものがたくさんあります。
お稽古も一緒ですね。
おもしろいです。
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