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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
わたくし酒飲みの甘党でして、たまに大量に牛乳が手に入ることがありキャラメルソースを作る時があります。
毎回試行錯誤の繰り返しで、最初のころは乳脂肪がダマになったりしていました。
最近は途中であがってくるアクのようなものを時々目をかけて取り除いて滑らかな感じを出すことが出来るようになりました。
保存がきくようにと砂糖を大量に使うわけですが、これも冷えていく過程で再結晶化されてザラザラな仕上がりになることもありました。
焦げ付いて茶色いツブが浮かんだこともありましたね。
無理やり配った事もありましたね。はっはっは。
そんなこんなを繰り返してだんだんと上手くなるのですが、毎回考えるのが鍋の大きさの選択でして、大きい鍋だと火の通りがよくて水分を多く飛ばせるような気がしますが、焦げ付きや最後に瓶へ移し替える時に難しくなります。
小さい鍋は分量によってはいっぱいになりすぎてかき混ぜるのにも気を遣うようになり、ストーブから降ろしたりするときに緊張してしまう事になります。
選択ミスが命取りまではならないのですが、最適解を探す難しさがあります。
そんなところは伴奏も同じで、キーの高い低いは相手任せの部分があるので大丈夫ですが、テンポの選択などは非常に難しいですね。
あとアドリブに入った時にバックでどんな旋律を並べるかも難しいです。
ある程度は基本通りなのでなにも考えなくていいですが、果たしてこの演奏で唄い手は映えているのだろうか?自分ばっかり目立っていないだろうか?邪魔じゃないだろうか?などなど、こう見えてけっこう気を使っています。
気を使いながらも実際はそんな命取りになるようなミスを犯した事はあまりありません。
それなりに経験からそれなりの答えを出せるようになったわけですが、これってキャラメルソースも同じ。
経験を積むと、どうやっていけば?が分かるようになるんです。
たぶん突き詰めれば確信になるんだと思います。
キャラメルソースって奥が深いです。
ではまた。
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