流行り病

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

新型コロナウイルス感染拡大が始まってから逃げ続けていた感染。とうとう捕まってしまいました。

 

昨日で待期期間が終了しました。

 

お稽古については大事をとって10月いっぱいはお休みしているので、教室再開は11月からの予定です。

 

淡々軽々と書くなよって指摘されるかもしれませんが、感染に関して忘備録としてこの記事を書いておこうと思います。 

 

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10月22日(土)

 

一瞬くらっとするめまいが起床時からありました。

喉にも少し違和感があるような、ないような。

 

くらっとするめまいの時は過去にインフルエンザを感染した時にもあって、もしかしたら熱があるのかもと計測しましたがこの時点では無し。

 

そのまま午前中に生徒さんのお稽古をして、お昼ご飯を食べたのち少しウトウト。

 

ウトウト後に発熱を確認。

その時点での熱は37.8℃。

 

生徒さんに一応気をつけて、と連絡。

 

それまでの人との接触はお稽古に来た生徒さん以外は長時間にわたる人は無し。その生徒さんも感染者なし。飲食店へも近々で出入りした事もなく買い物もここ最近は無し。

 

ここでの判断は「ただの風邪」という判断でしたが、一応隔離されながら生活するようにしました。

 

症状は発熱とのどの違和感。

少し鼻水は出かけていたかも。

だるさや関節痛などは無しで、悪寒や吐き気に下痢などの症状もなし。

食欲は少しないものの、普段通りの量の食事を寝室で食べました。

 

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10月23日(日)

 

起床しての熱は37.4℃。

熱が下がった事もあり、のどの違和感なども収まりつつある。代わりに鼻水が増えて少し咳が出るようになった。咳は喉を伝わって落ちていく鼻水に対しての咳のようで、寝る態勢によって出やすい出にくいがあった。

 

この時点でも「ただの風邪」という判断。隔離は継続。

 

朝食も普段通りより少し多めの量を食べました。

ただ食欲はなく、食べないと良くならないという考えのもとで食べたという感じ。

 

休日に診察してくれる場所を探し、ひとまず前日に来た生徒さんへの報告もあるので検査を受けに。

 

『陽性ですね』

 

ただの風邪説が砕け散りました。

ひとまず待期期間を見ながら連絡。待期期間だけでいいのかどうかを不安に思いながらも、すでに症状が治まりつつあることがなによりの救い。とにかく布団と友達になって全快を待つことに。

 

診察は休日急患センターで、診察後の投薬等は無し。必要であれば熱さましは渡せるが、「自然に治るのを待つ」という感じ。薦められたのは市販薬の風邪薬。食事をきちんと摂って、ゆっくり休めば治るという事なのだろう。

 

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10月24日(月)

 

起床しての熱は37.3℃。

微熱は続くよどこまでも、にならないか少し不安。鼻水が出るようになってからの鼻づまりがひどくなった気がする。この鼻詰まりも鼻水に由来するものらしく、頭の傾け具合によって鼻水が流れ落ちるとすっきりする。

 

片方が詰まったら、詰まってない方へ傾け。

また詰まったら詰まってない方へ傾け、と喉へ流れていく鼻水の流れの不思議さを思いながら布団と友達の生活。

 

過去に感染した事のある人の話ですが、症状が治まってしまうと「時間をどうやって潰すか」という問題が起きるらしい。

 

確かに。

 

時間をつぶしながらも、体を冷やさず、体力を消費せず、という事を何でこなそうかと思案。

 

本でも読もうか、と先ずは考えたがなんでか長時間読めるような気持ちにならない。気持ちにならないというか、活字を目でおいかけると身体が疲れる。目を動かすのに疲れるのか?と不思議に思うものの、集中力というかなんというか、とにかくなにかを長時間行うという事がむずかしいようだ。

 

普段ならそんな事はないのに…

 

この日の夕食時だったと思う。

においが感じられないという変化が起きた。鼻づまりによるものだとは思うが、今まで鼻づまりでにおいが分からなくなった事は無い。かすかでもにおいというものは感じるもの…なるほど、やっぱりコロナだ。と実感。

 

 

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10月25日(火)

 

起床しての熱は37.3℃。

体温は何度も計っているのだが、いつも37.3℃なので体温計が壊れているのではないか?と疑いの念を持つ。しかし、それもお昼に36.9℃という結果が出てすぐに否定された。

 

食事によっては最初からにおいの強いものはすぐにわかるもの。食べながら鼻に空気を通してみてどのくらいにおいが分かるのか観察。豚キムチ程度のにおいでもかなり弱く、朝食に出てきたソーセージもにおいを感じない。

 

その割に味覚で感じない味は無い。

嗅覚と味覚はセットになっているという事がなんとなくわかっているだけに不思議。ただ、あまい、しょっぱい、すっぱい、にがいというのが分かるだけでは食事は楽しめないということは分かった。

 

嗅覚は防災でも大事になる感覚。

嗅覚障害について調べ始める。

 

この日の夜から布亀の薬を試す。

鼻水鼻づまりと書かれた薬。飲むと鼻水の流れが良くなるようで、流れ落ちる鼻水に反応した咳が増えるような場面もある。顔にぼーっとした感覚があったが、鼻水が流れ落ちると共に無くなっていく。けっこう貯まっていたのかも。

 

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10月26日(水)

 

起床しての体温は36.5℃。

前日のお昼前から熱がある感じはなくなっていた。相変わらずの鼻水と鼻づまり。嗅覚障害は相変わらず。

 

なにもかも感じないというわけではないのだが、なにも感じない料理や食材もある。ナスのにおいがわかりにくいのだが、もともとナスのにおいはわかりにくいという話題が出た。

 

そういえばそうだな、とも思う。

 

なにかが起きると多少オーバーに感じるものだけど、そのうちのひとつだなと実感。

 

食事は毎食いろんなおかずが用意されているので、記憶の中のにおいを照らし合わせて食べてみる。なんでこれのにおいを感じないのか?と思うような事も。

 

 たまに牛乳をもらう事があるのでキャラメルソースを作って楽しんでいたのだけれど、ある時に母親が作ったキャラメルソースが焦げてしまいプリンソースになるというハプニングがありました。

 

このハプニングは、においの差でキャラメルとプリンを判別しているという脳内変換のおもしろさが際立ったのですが、嗅覚障害があると甘いだけでキャラメルとプリンの差は全く分からなくなります。

 

味がわからないというわけではないのに味がわからない。

感覚というのはおもしろいです。

 

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10月27日(木)

 

鼻水と鼻詰まりは継続中。

多少良くなった気がするのは鼻水に粘りが出てきた事。身体から死んだウイルスや免疫細胞が出るようになると鼻水が粘ったり濁ったりする、と理解している自分。本当に正しいのかは不明で、そこから先も調べないというあいまい判断なのですが、快方に向かっていると感じる。

 

暇つぶしは映画観賞。

ここにきてAmazonプライムを使っている恩恵を強く感じます。無料で公開されている作品で興味のあるものを調べては観る。3分も観ておもしろくなければ次々と作品を変えていく。ぜいたくだ。

 

この日当たりからだろうか。

ワイルドスピードシリーズが無料公開中なので最初から見ていく。ちなみに観る時は日本語吹き替え版だけ。字幕を目で追いかけると疲れるのだ。本も枕元においてあるのだが同じで、やっぱり文字を読んでいくことが疲れる。なんなんだろう?と思うのだが、漫画も同じでコマのセリフを読むのが疲れる。これってなにかの障害なんだろか?

 

ちなみに普段本は読まない。

好きじゃないから。

 

そして映画はなるべく字幕を見るようにしている。

俳優さんの声がわかるから。

 

こうやって自分をみるとあちこち偏屈な部分が見えてくる。

これはこれでおもしろい。

 

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10月28日(金)

 

鼻水と鼻づまりはあるがかなり軽くなってきた。

嗅覚障害については相変わらずな気もするのだが、前の日の夜に手作り肉まんを部屋の扉の向こうで食べているのが分かった。部屋のとびらの隙間から入ってくるにおいを感じられたのだ。

 

こう書きながらも時系列に不安がある。

あれ?肉まんって昨日の食事だったっけ?その前だったっけ?ベーキングパウダーがなくて重曹で代用したら茶色くなったのが最初で、その次の日に作ったのは白いやつだった。その後の食事でも肉まんは付いて出てきていて、中身のにおいを感じるかどうかを観察していたのだが…

 

本日になって分かった事も。

肉まんを食べていて柑橘類を感じる事があり、それはたぶんショウガのにおいなんだろうと納得していた事があった。においを感じない事で脳内変換が起きているんだろう…と思っていたら入ってはないもののにおい移りしていたらしい。

 

観察は日記でその日に書かないとダメ。

あと、不思議に思った事も聞かなきゃダメ。

人の記憶と判断はあやしいもの、と本日(10月30日)に実感。

 

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10月29日(土)

 

鼻水と鼻づまり軽く残っている。

 

この日は診察を受けた時にもらった資料が朝から気になっていた。

「いつになったら普段通りにしていいのか?」なんだけれど、以前と今は制度が変わっている部分がある。陰性証明書ってのが手に入ればいいのだけれど…

 

少しだけ調べていて気が付いたのが、大部分が感染した人の判断に委ねられているという事。自己判断、自己責任というふうにしか受け取れないんですが…たぶん世の中の大勢は自ら陰性という証明を取りにいってるんだろうな。

 

ちなみにこの時点で気が付いていなかった事が本日(10月30日)に判明。

 

けっこう大事なこと。

陽性者登録というやつ。

ちゃんともらったチラシには書いてあったんだけど、読むのが疲れるから読み飛ばしてました。

 

はっはっは。

 

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10月30日(日)

 

普段通りの生活に朝から戻す。

朝食をみんなで食べるのは8日ぶりなんですが、とくにひさびさという感はありません。興味があるのは嗅覚障害の方で、出てきた食べ物はぜんぶにおいが分かったと思う。お昼ご飯の時に肉まんに柑橘系の薫りがあったカラクリが分かったり、今まで食事で感じていた謎が解けたりしておもしろい。

 

パソコンでメールチェックなどをしながらこのブログ記事を書きながら陽性者登録も済ませた。どうやら再診を受けるためには必要だったようで、陽性が分かった時点で済ませておくべきものだったようだ。

 

再受診は休日急患センターになるんだろうか?と…あれ?罹ったときの対応は理解してるけど、感染明けの対応ってどうなるんだ?

 

こういう時は聞いてしまおう、という事で陽性になった時にもらったチラシに書いてある相談所センターへ連絡すると、もう感染を拡げる心配は無いとのこと。検査を受けると身体に残る反応によって陽性が出る可能性が高いとも。

 

※ここで無限ループ状態になって待期期間以上休まざるを得ない人もいたとか

 

今は陰性証明というものは必要なくなったようです。

 

一部、企業によっては提出を言われることもあるみたいですけど、それも今は訂正されていってるらしく、そういう事があった場合は相談センターから企業へ説明がされるとのこと。もしかしたら労基署とか動いちゃうのかしらって思ったりしましたけど、とにかく今はそうなんだとな。

 

安心材料も手に入れたし、今月内は教室はお休みにしている。

体調もいいし、コーヒーもおいしかった。

 

11月から大丈夫でしょ。

 

 

 

ちまたで聞いてる話で多かったのが

「コロナは罹ったら絶対わかる」

というお話。

発熱とか頭痛とかのどの痛みとか、症状が今まで経験したものとは違う!と。

 

わたしの場合は分かりませんでした。

正直、インフルエンザに罹った時もそうなんですけど、個人差ですよね。

 

話を鵜呑みに信じてはいけないし、勝手な判断はダメです。

 

コロナ前だったらそのまま生徒さんにお稽古してたと思います。もともとお稽古とお稽古の間は時間が空いたりしますし、休養を入れながら対応できます。もともと病院にはすぐ行く方なので病院には行きますが、県外に出ている時などは福井に戻るまで病院に寄らずになんてこともありました。※インフルエンザで前科アリ

 

『あなたのその症状はコロナかもしれない・・・』

と、いつでも気は引き締めておいた方がいいです。

 

濃厚接触者となってしまっても待期期間が今でも必要ですし、自分以外のひとへの影響がとてもとても大きいです。

 

インフルエンザには濃厚接触者ってないですよね?あったのかな?疑いだすとキリが無いですし、疲れるんですけどね。

 

この日本では「まだ」ダメなんだと思います。

「いつになったら」大丈夫にするのかわかりませんけど…

 

あとは、わたしは軽症で終わったんだと思ってるんですけど、多くの方がこんな程度なのかもよくわかりません。

 

入院するひとは今でもいますし、たまに亡くなるひともいます。

簡単に判断はできないですね。 

 

風邪ひいたから病院行ってくるーってな具合の世の中に、はやいとこなって欲しいです。