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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
教室運営してるとコンクールがないと困る…そんな事情がないわけでもない民謡界。
しかし、そのコンクールってほんとに正しく運営されてますか?むちゃなルールで選手は競わされてませんか?
さて、前回はそんな実情に触れました。
民謡界も異種格闘技戦のようなノリになってしまい、本来の「芸能を楽しむ」という目的を忘れてしまったのでしょう。
唄のうまさを競うのであれば、踊りのうまさを競うのであれば、ひとつの課題曲でしか判断できないはずです。
音程が合っている。
タイミングがあっている。
単純なところの比較検討をして順位を決めているのであれば、郷土芸能のすばらしさを審査公表で謳ってはいけないし、その地域が育んだ郷土芸能に対してなんの理解もありません。同じ競技で競うから美しく戦う事が出来るし、素直に互いをたたえる事が出来るんじゃないですかね?
全国組織などが開催している全国大会というのは行き過ぎもいいところだと思います。
物事の優劣を決めたくなる気持ちもわからんでもないですが、地元を誇りに思う気持ちを踏みにじるような事につながってませんかね?そして、話題性を考え過ぎじゃないですかね?
とはいえ、競うのが好きな部分もあったと思います。
基本的にそういうのはわたしも好きです。
なんとなくね、物事に上下をつけたくなっちゃうんですよ。
けど、どこかで線引きしないと郷土をないがしろにしてしまう危険性が潜んでいるのも事実です。
この曲はこういうもの。
地元優先であってしかるべきの民謡界です。
審査基準が分かりにくいとか指摘もありますけど、自治会や町内会、PTAの規則がどこもかしこも同じってわけじゃないでしょ。
そんなものなんですよ。
大会もそんな考え方でいいんじゃないですかねぇ。
ではまた。
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