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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
昨日の記事についてですが、自分が考える希望も書いておこうと思います。批判するのは簡単ですから。
こんな考え方もあって、今後それを実現できるといいなぁ、という期待を込めてます。
ただ、考えれば考えるほど現実的ではないし、それを実現しようとするとさらに大きな資金が必要になります。
しかし、お金とは引っ張ってくるもの。
上手に引っ張ってくる人は不可能を可能にします。
そういった知恵と創造力のある人に拾ってもらえたら嬉しいです。昨日の記事は団体が集める資金について皮肉交じりに書きました。
皮肉なんて言ったところで未来が拓けるわけではありません。
わかってはいるんですけど、腹が立つから皮肉の八つや十くらい言いたくなるのです。
その皮肉がうまれる素は団体の体制にあり、団体を動かす人の思考が原因です。もう少し民謡界について考えて欲しい、一助というものを見つけて欲しいと思うからこその皮肉。しかし、皮肉だけ言ってぷいっといなくなるのはズルい人間のやることです。少しくらいは対策案を考えろよ、という事で・・・
若手育成に関して思う事なのですが、大会優勝者などを応援する、引き立ててあげるような動きは団体の中にあるのはあります。ここで余計なお世話なのが宣伝に関しては必ず宣伝費を請求してきます。それが結構なお値段で。
若手はまだまだファンがついていなくて、コンサートチケットやCDなどの出版物を売れるような力がありません。団体に応援してほしいのはそこで、いろんな人を紹介してほしいのです。「してんじゃん」と言われるのですが、そこへかかる宣伝費をゼロにしましょ。
いつまでもどこまでもではなくて、3年間無料掲載と販売ブースを全国大会等のイベントで用意してくれればいいのです。他からお金を集めているから不公平だ!と思われるかもしれませんが、そもそもの話を忘れちゃいけません。若手が元気に活動して、ファンが増えていけば全部が返ってくるんです。
投資と一緒です。
人材に対して投資するわけで、それが成功したら最初にかけた金額の何倍にもなって返ってくるんじゃないですかね?
そして宣伝してもらえる若手もいつまでもぶら下がっているのではなく、団体を通じて知り合ったファンを大切にし、固定させる努力をしてください。販売ブースでは貼りだしてほしいチラシなどは自分で用意し、販売も自分でやりましょう。
そして期間を限定して頼るようにしてください。
前述で1年にしなくて、3年にしたのは人の縁を作るための期間と考えたからです。1年で信用を得てしまえる人もいますが、全員がそうではありません。わたし自身が平均してみると、3年お付き合いがあったひとというのは一生のお付き合いになる可能性が非常に高いです。
芸を磨き、人間も磨き、次は民謡界へなにを出来るだろうか?と活動してください。ここまではすでに民謡界に関わっている人向けの案。次はそうではない人向けの案で、コンサート企画を全国各地で活動している人たちに持ちかけ、補助してください。
「そんなことしてるよ」と言われそうですが、団体内での盛り上がりでコンサート企画をしてるのではダメなんです。
不特定多数が集まる場所やイベントへどんどん頭を突っ込んでいくんです。
ミニライブでも屋外ライブでも、それこそ小さい喫茶店や居酒屋でのライブも企画するくらいの事をします。大きいコンサート企画なんてのは単発になるだけで、人の記憶に残るまではなりません。
民謡自体を耳にしない世の中なので、その機会全体を増やしていかなくては愛好者は増えません。
「あ、いいな」と思ってもらうための機会を増やすことが大事です。機会が増えればそのうち曲を覚えてしまったりすることだってあります。
アイドルグループの曲なんて興味なくても、毎日毎日聞かされると覚えませんか?国営放送の朝の連ドラのテーマ曲なんてどうですか?ドラマ内容や俳優さんにしか興味はないのに、気が付いたら主題歌を覚えてしまってませんか?
数多く聞くというのはそういう事なんです。現在ラジオ番組、テレビ番組が無くなっているに等しい民謡界。聞いたことがなければ好きにもならないでしょ。個人任せではなくて、そこを団体が先導していき、先導しているからこそ生まれるものを回収したらいいんです。
と、まぁ夢物語ですけど、そんな活動力溢れる団体に「みんなが」なれば民謡界も盛り上がると思います。正しい会費の使い方かどうかはわかりません。けど、存続維持するものが建物や資産、手当や特権なのだったらそれは間違ってます。民謡界の繁栄のためだけに使ってください。
今は地方に目が向いている時代。
コロナ禍でひとの生活の仕方が変わりました。
それを利用するようなたくましい幹部様はいないでしょうかねぇ。
ではまた。
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