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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
第17回全国青森県民謡コンクール
第19回全国津軽三味線コンクール大阪大会
が終了しました。
心配はこれからで、感染対策はしていましたが先ずはクラスターが発生していないことを祈る1週間があります。
今のオミクロン株は2,3日で発症するとの話なので、1週間情報がなければようやく安心できると思っています。
2日間の結果は青森県郷土芸能協会のFacebookページでも確認が出来ます。
当日貼りだされたものにプラスして次点の人、点数も掲載されていますので今後のお稽古の参考、目標設定の参考にしてくれるといいかと思います。
今回の大会はコロナ禍の中での開催ということもあり、欠席者も多数ありました。
当日スケジュールは時間短縮傾向で進むことになり、選手の皆さまにはご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。大変申し訳ありません。
しかし、内容はというと喜ばしい事もありました。
北海道勢の活躍は個人的にも仲良くしてもらっている事もあり、非常にうれしい結果を出していました。また兄弟との事で驚いたのが発端ですが、九州勢の活躍も今後楽しみです。
上位常連組の火花散る鬩ぎ合いも見ものでありましたが、それをさらに若い世代が割り込んでくるのがすでに見えています。今後の大会の内容もまた変わっていくことでしょう。
ということで、今年の大会シーズン開幕(大阪の大会は年明けてから最初の開催です)であり、次は再来週に石川県で大会が開催されます。
大阪大会に出場していたひとも参加されるという話を聞いたひともいます。
大阪での結果を踏まえて調整してくると思いますので、そこをみていくのも楽しみですね。
今日からはまたシリーズ「大会へ向けて」に戻します。
8回目は『表現』についてです。
ある程度弾き込んでいくと慣れが生まれてきます。慣れが生まれてきたのであれば、焦らない範囲で表現という部分を磨いていかないといけません。
審査員はその辺の津軽三味線好きな人ではありません。
津軽三味線というものに魅了され、憑りつき、苦しんだひとばかりです。
生半可な表現力で心が動くようなひとではありません。
それを動かさないといけないのです。
さぁ、どうしましょう?
基本的な表現の付け方は音量の調整になります。
大きい音を出す、小さい音を出す、この差をフレーズに対して当てはめていくだけです。簡単なはずなんですが、この組み合わせを間違えると大変なのです。
そして、ある日はこの組み合わせがとても気持ちよくて、それがある日になると急に気に入らなくなります。なんでころころと変わるんだろう?と、自分自身が信じられなくなってきます。気が付けば振り出しに戻っている、なんてこともざらなのが表現の世界です。
大、中、小、だんだん、一気に。
このくらいしか音量の調整なんてのは無いんです。
しかしこのくらいのものが大いに苦しめてくれるのです。
お稽古の日。今日の演奏で師匠はどんな表情をしましたか?
よーく見て見るとわかるかもしれません。
ではまた。
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