大会へ向けて②

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

日々の報道に気持ちが暗くなりますね。

暗くなりたくはないのですが、そうなってしまいます。

 

 

「三味線を触っている時だけはイヤな事、今の自分の現実を忘れることが出来るんです。」

 

そう話をしてくれた生徒さんがいます。

音楽はそんな力と役目があるんだと思います。 

 

さて、前向きになろうと思ってのシリーズ投稿「大会へ向けて」の2回目です。

 

昨日は曲の準備のお話でした。

2回目は「メンテナンスはいつ行うの?」という事。

 

メンテナンスについては当日までに行う事と、当日に行う事があるので分けて書いていきます。

 

先ずは当日までに行うメンテナンスは、

 

・皮の張替

・棹の調整

・糸巻の調整

・撥皮シール、根緒、滑り止めの交換

・駒、糸の購入

 

 

こんな感じが直結する部分です。

ほかにもチューナー・調子笛、小物類はいろいろあるので、その辺をチェックしていきます。

 

皮の張替については音が良いか悪いか。

棹の調整は音のビビる場所があったり、削れて減っている場所があれば修理。

糸巻も締め付けがきちんと強く保てるようになっているのかどうか。

撥皮シールは波打っていたり、破けていたら交換。

根緒もほつれ具合によっては交換。

滑り止めもきちんと止まるのか確認。

駒や糸はいつ壊れる、いつ切れるが分からないので補充。

 

そんな感じです。

 

買い物って楽しいのですが、ここで大事なのは脱線しない事。

脱線してついつい他のものまで買っちゃったー、みたいな話はよく聞きます。

楽しいからいいんですけど🤣

 

この中にメンテナンスで時間がかかるものがあります。

上から三つの項目で、

 

・皮張り

・棹

・糸巻

 

はどうしても三味線屋さんに預けなくてはなりませんし、その間お稽古が出来ないひとも出てきます。

 

2台目を買ったり、借りたりできるとお稽古は進められますが、なかなか難しいですよね。

ですから、大会申込をした時点で早めの計画をしておかなくてはなりません。

 

間際に慌てて・・・なんてのは避けましょう。

 

 

 

 

段取り八分。

この時点で結果につながってたりしますのでわたしは注意してました。

 

続きはまた。