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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
【今までのこのシリーズのお話一覧】
今回は手に触れるものということで「指すり」について書こうかと思います。
指掛けとも言われるようですが、これがないと演奏するのが大変です。なくてはならない存在と言っても過言ではないと思います。
ですが、過去からずっとあったのかというとそうではなく、やはり昔の三味線弾きは素肌で演奏していたそうです。うちの先生もぎりぎりその世代でして、指すり登場で劇的な変化をした話をする時があります。
発明したのは誰なのかは不明ですが、着物の袖を使ったのが発祥だとかいわれているようです。素肌で演奏する場合にどうやって構えて演奏していたのかなど、考えると人間は進化できるものなんだと感心します。
最初の写真の黒い物体は進化ではありませんが、人間はどうにかして状況に対処対応し能力を開花させる、という証拠写真です。
作ったのは息子殿。
材料はなんなんだろ、Tシャツかな。
指すり忘れていったんでしょうね。
なかなかなアイデアです。
大き目、小さめ、厚いの、薄いの。
使うのはいつものやつですけど、話のタネや収集癖に指すりもちょうどいいと思います。
着物に合わせて色を変えるのもいいですね。
道具の話、そろそろ本体の話にいこうと思います。
ではまた。
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