大会審査への疑問から導き出す

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

今年も2月23日(日)に、大阪府箕面市で「津軽三味線全国コンクール」が開催されるのですが、津軽三味線の審査ってどうなっているのかを考えてみました。

 

 

最近の審査の傾向として、透明性を謳う場所が多く、

 

審査項目を最初から明らかにしている大会、

主催者や審査員同士での点数操作が出来ないように即時公開にしている大会、

一対一でどちらが良いか分かりやすくした大会など、

観客が分かりやすくなるようになっています。

 

ではその項目をどうやったら満点を取れるのか?と疑問に思いました。

 

 

例えば調弦の項目。

調弦が合っていれば満点なはずなんですが、満点の人はいません。

なんででしょう?

 

リズムの項目。

正確に刻まれているのに満点の人はいません。

なんででしょう?

 

大会をみていくと、不思議な点数ってたくさんあるんです。

集計係になっていたりすると、本当に不思議です。

 

撥づけはダメでも調弦は出来てる人、リズムは正確なんだけど音程(ツボ・勘所)がダメな人など。どこかは出来ているはずなのに点数に反映されていないような事があるんです。

 

今時はYouTubeなどで配信もされているので、見てみるとよく分かります。その人の演奏のすべてが悪いのではなく、演奏の中のどこかがダメなのであるという事。

 

ではなんで満点にはならないのでしょう?

 

 

ここを考えるとお稽古の方向性も見えてく・・・

 

今日も一日がんばりましょう。