見えない計れない3

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。 

 

子供の頃のわたしの記憶で、今でも鮮明に残るのは、ゲストの先生たちの三味線の音質。

 

打った感じの打撃音の低音部の響き、とでも言えばいいのでしょうか。

 

「お父さんの言う本当の音」という感じで、今でも身についています。

 

生意気な子供だったんだな、と今では恐ろしくも思うのですが、最初の一発目から、その人の腕前がわかっていた記憶があります。

 

最初の一発目の音が気に食わないと、見る事もしない、そんな子供時代でした。

 

それが今でもそうなんです。

 

三味線の鳴りがどうこう、ではない感覚なので、これもまた、伝えるのは難しいのですが、私の中では、軽い音や薄っぺらい音なんてものも存在してる訳です。

 

いい音なんですけど、気に食わないという・・・

 

ちなみにこの音は、撥が硬い柔らかいも関係ありません。道具の状況がどうこうではないんです。

 

こんな内容を説明できる数値があったらおもしろいのに。

 

そう思う今日この頃。