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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
入学式の話題が聞こえています。
うちの娘殿も今年から中学生になります。
生まれてきてからここまで、大した病気や怪我もなく、よく育ってくれました。
息子殿とは違って、女の子ともなるとだんだんと男親から離れていくだろうと予想して、小さいうちに何かと学校の行事に加わっていた方が自分のために良いだろう、と幼稚園の時には保護者会の会長を務めたことがあります。
その時に卒園式で祝辞をのべる機会を頂いたのですが、その時に話した約束をきちんと守ってくれてるのでしょう。
親としてはいろんな想い、感情が出てくる季節ですね。
ふと思った事があります。
『わたしの身体は何で出来ているだろうか?』
学問的に言えば・・・ではなく、生まれてからどうやって今に至っているのか?という事です。
わたしの答えは「民謡と三味線と踊り、あとは美容室で出来てる」でした。
わたしが生まれてきた時、育ってきた今までの時間、自分の両親はどんな仕事をして、食事や住む場所を用意していたのだろう?と考えたらこの答えが出てきました。
会社に勤めているひとなら、何気ない会話や約束が、家事に専念している人でも、掃除や洗濯のひとつひとつが、子供達の成長に一役買ってくれるわけです。
子供達の身体はそんな事の積み重ねで出来あがっていくわけです。
うちの場合は、舞台出演や民謡教室、三味線教室に美容室という中でお金を生み出していたので、そこで得たものからわたしは出来あがっているわけです。
中には対価を用意していない、つまりお祝いや季節の挨拶などの頂き物や、いろんな行事や体験も含まれます。
それらがわたしの身体と人格を作り上げてくれたわけです。
今の息子殿、娘殿もよく似た環境にいるのが不思議・・・と、そんな想いが。
娘殿は明日が入学式。
卒業式までまた毎日元気に家に帰ってくるよう祈ります。
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