撥の話

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

いろんな形や重さ、手元の素材に鼈甲の硬さ。

さまざまなものがあって、選ぶのが難しく楽しいのが撥です。

 

音に影響を与えるものですから、こだわって手にしたいものです。

 

わたしもこだわりを持っている事があります。

音に対してもそうですが、大部分は身体に対して考えている事があります。

 

 

少しでも長く演奏していたいですし、実力を維持したいのが演奏家です。

 

撥はそこに関わってくると常々思っています。

大事な道具なんです。

 

ただ・・・高いんですよ。

また値上がりしたそうです。

もう手の届かない価格になってしまいました。

 

三味線の相方は撥。

困ったことに津軽三味線は激しく使う事も多いので、痛むことも多いです。

 

身体が続くか、お金が続くか、なんて笑えない世の中になってきました。