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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
「三味線から出てくる音が違いますね。」
ありがたい評価のお言葉です。
それを狙っていますので、気が付いてくれると本当にうれしいです。
自分の腕という部分にもなるわけですが、音を出す要素に必ず必要なのが「調整」です。
これはいろいろと勉強しています。
自分で行える部分と職人さんに任せる部分とを混ぜて考えています。
糸の組み合わせ、駒の組み合わせ、撥の組み合わせは自分で行います。
棹の調整と太鼓部分の皮張りは職人さんに任せています。
それが合わさって初めて出てくる音なわけです。
現在三味線屋さんは横浜の仁木三味線、三重の福三味を利用していますが、どちらも好みを伝えて調整してもらっています。なるべく希望の音が出るように、なるべく弾きやすくなるように。
最後は鳴らす自分の腕になるわけです。
そうやって出てきた音。
最高の賛辞がもらえるようにしているわけなので、前述したとおり気が付いてくれると本当にうれしくなるわけです。
いつもいい音を。
またそうやって声をかけてもらえるように・・・
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