ブログを御覧いただきありがとうございます。
津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
古い音源。
わが家には結構な量の音源が存在しますが、先生自身がせっせと集めたものです。
ありがたい事に先生は昔から録音機器や録画機器などの記録用の機会に関心があって、使えなくても買って来た過去があります。
その行動がオープンリールテープなどで録音したラジオ放送など、さまざまな音源があります。
その中に曲の開始から終わりまでさわりが鳴りっぱなしという音源があります。
音を出している主は初代白川軍八郎です。
ずーっとさわりの音が曲の後ろでわんわん鳴ってるんです。そんな体験を少しはしたことがありますが、だいたいどこかでは切れるのが普通です。しかし、ずーっと鳴っているんです。
最初は気付いていませんでした。
三味線の神様なるひとの演奏はどんなものなのか?と聞いているだけです。
感想といえば『ややこしい曲ばっかりやな』程度のものでした。
でもあるときにさわりの音が耳に入るようになってきて気が付いたわけです。
自分が演奏している時はそうなっていない、という事に。
そう気が付いてから調弦の事や勘所の正確性に対して変わったと思っています。その後に感じているのは校内放送のピンポンパンポンという音。さわりの音もそうですが、ところどころ立ちよる共鳴しやすい勘所(3の糸の6とか10)でその音が強く出てくるような気がします。
三味線の音のなかにはいろんな音が混ざる訳ですが、それらを全部操作できるようになれたら・・・
お稽古がんばります。
コメントをお書きください