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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
楽器演奏だけの話ではない気がしますが、極意の中に「一定」というものがあります。
音量を一定にする。
拍子を一定にする。
早さを一定にする。
力の入れ具合を一定にする。
姿勢を一定にする。
要するに基本が大事ということなのですが、強い音なら強い音を一定に出来るかどうか?というお稽古が大事です。
その日、その場限り、しかも1発だけの話ではなく、今後何十年も先まで、それこそ三味線を置くまで一定を意識していられるか?というお話です。
毎回、撥を握り三味線をもったらそこを考えて取り組んでいくわけです。
体調により、気分により、毎回が変わって感じられるようになってきたら「一定」がわかってきた兆しです。
耳で感じる、衝撃で感じる、痛みで感じる、さまざまな感覚を使って「一定」というものを掴むわけです。
ちなみに、これは師匠に聴いたりして覚える事ではなく、自分で感じて基準を作るものです。
言葉で伝えるのは一瞬ですが、身に着けるのは一生という類のお稽古ですね(´ー`)
仕事も、お稽古もふけさめがあってはいけません。
今日も一日頑張りましょう。
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