そこにあるよ

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

お稽古した分上手になる秘訣はなんでしょう?

 

 

そんなもんが分かったら師匠は必要ありません(`皿´)

 

でも、みんなこの秘訣(攻略法)が欲しくて欲しくてたまらないわけです。

 

 

へたをすると、それが欲しいためにいろんな先生のところをハシゴしてみたり。

 

ハシゴすると大変なので、会えた機会に質問したり。

 

どこに秘訣があるのでしょうね(´ー`)

 

 

わたし個人の考えですけど、秘訣はご自身の心の中にあります。

 

指摘をまっすぐ取り違える事無く、工夫することなく受け入れて行動していればうまくなります。

 

たいていの人は教えに工夫を凝らして「飛躍」を得たいと思っています。

 

師匠はその方法で上手くなったが、それ以上になるには工夫しなくては!という考えもあります。

 

 

でも、それらは無駄な努力になる事が多いです。

 

それこそ癖になってしまい、再起不能になる人もいます。

 

 

またまたわたし個人の考えですけど、津軽三味線はスポーツの類だと考えています。

 

演奏するためには体力と筋力が必要であり、しなやかさと柔軟さを指に手首、肘と肩に身に着けつつ、倒れようとする2キロを超える長い棒を支えて、同時に150g前後の物体を持って何千回と降り続けなくてはなりません。

 

それらが満足に出来たとしても、オリンピック選手と愛好家との違いといえばいいでしょうか、さらに上へ上へと状態にもっていくまでは時間と忍耐、修正と休憩が必要になります。

 

それらの段階を一足飛びに手に入れようとする事が怪我につながったりするのは容易に想像できるはずです。

 

しかし、楽器はそんな考えに至る人は皆無に近いかな・・・と

 

極限の速さや、限界の力などが楽器にはそうそう必要ないのでそうなるのでしょう。

 

 

秘訣。

あるにはありますが、おそらく話を聞いても実践は・・・