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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
書き始めたら気になってやめられなくなった「曲の意味」。
正しくは『その曲を大切に想う内容と意味』を書き綴っているのですが、十人十色で音楽を愛する人それぞれに想いはあると思います。
今日は「十三の砂山」ですが、わたし自身は子供の頃はあまり好きな曲ではありませんでした。
津軽民謡と言いながらもダダダーン!とかジャジャジャン!とかが無い曲は頭に残らないというか、心が躍らないというか、なんせ陰気な感じもする曲なので好きではありませんでした。
教室としては勢いと馬力が目立つ津軽民謡の曲の中で、音色や雰囲気を聞かせる曲としてお稽古材料としても非常に良い曲でもあり、合奏曲として今でも演奏しています。
印象が変わったのは伴奏した時でした。
先生と並んで伴奏していたのですが、その時もあまり気乗りしてないというか、真剣味に欠ける状態だったと覚えています。
でも、ゆったりとした曲なのですが伴奏してみると簡単な曲ではなく、どこかしら間を調整しなくてはならないことがわかり、油断できない状況になり、むずかしい曲なのだと思いました。
簡単な曲というか、音数の少ない曲であればあるほど演奏は難しくなるものなんだと今は強く思います。
この時の体験が今になって活きている、そんな感じです。
演奏するとき、いつもその時のことを思い出す曲です(´ー`)
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