いつもブログを御覧いただきありがとうございます。
津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
週末に演奏会ですが、どうもお天気はよろしくないようです。
移動中に気を付けるのもそうですが、寒さ対策も忘れずにお願い致しますm(_ _)m
演奏会へ向けてのお稽古についてですが、演目を決めるのに悩む人が少なからずいます。
どうやったら会場へ来てくれるお客さんが喜んでくれるのか?を考えるから悩むのですが、あの手この手を考えるより全力を尽くせる曲を選択していれば問題ないとわたしは考えています。
この日のために!とお稽古はするものなのですが、この日のために覚えてきました!はダメですね。だいたい自信が無い演奏は音も良くないですし、お客さんにもその感は伝わってしまいます。
演目を増やすのであれば過去から長く稽古を重ねてきたものを用意した方がいいと思います。
ただ、組み合わせはよく考えた方がいいです。
津軽三味線がいかにメジャー化しつつあるとはいえ、演目となる曲の特徴まで詳しくは誰も分かっていません。
分かっている人は極一部のひとで、津軽民謡なり津軽三味線なりを習っている人、教えている人、好きな人しか分からないです。
初めて聞く人であれば、撥さばきがどうこう、音階がどうこうなどは漠然とした感じでしかなく、曲がはっきり分かるというのは無く、『あ、津軽三味線っぽいかも』的な捉え方が先に立ちます。
撥さばきによる拍子の変化や、曲による音階の変化は意外とその後にじわじわ分かってくるようになります。
さあ、お客さんの中にこれらの事が、違いがはっきり分かる人は何人いるでしょう?と考えると見えてくるものがあります。
人数の変化、動きの変化、音量の変化、この辺りが一番分かりやすく伝わりやすいのではないか?
一人で演奏する場合に出来ないのは人数の変化ですが、立って演奏する、歩きながら演奏する、椅子に座って演奏する、正座して演奏するなどの動きに、激しい曲と静かな曲の音量の変化は出来ます。
動きは想像がつくとして、対照的な曲を探せば組み合わせで飽きの来ないというか、メリハリの効いたというか、音楽的にも楽器的にも楽しめるものになると思います。
津軽三味線といっても演奏方法は様々あります。それぞれの曲に出てくる技術の特徴を活かすことで世界中の楽器に負けない存在感を出しています。
それを演目に取り入れればいいだけです。
重苦しく考えるより、ずっと楽だと思います。
ま、お稽古しなくちゃならないのは変わりませんけど。
今日も一日がんばりましょう。
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