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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
積み上げた稽古を見直すために、基礎から稽古をし直す。
とても良いような気もしますが、身体が覚えた事を忘れるのはほぼ無理に近いので時間の無駄になるかと。
しかし、基礎を忘れる事は危険であり、やはり基礎は大事。
構え、動き、場所。
これらを見る事は今でも忘れていません。
確かに世の中には基本に帰る、基礎からやり直す、等などの言葉は溢れています。
本当にそれでいいのか?
わたしはそうは思いません。
戻るなら、三味線の音を初めて聞いた時に戻り、その時に抱いた気持ちに戻ってほしいです。
何をしても、音さえ出ていればワクワクしていた頃に戻ってほしいです。
身体能力はある時から落ちていきますが、思慮深さや周到さはどんどん増えていきます。
老獪さの中に初々しさがある、矛盾したような感じですがそれが理想かと。
第一回の発表会はどんなもんだったんやろ?
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