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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
自分もそうだったかも。
息子ですが、なかなかエンジンがかからない人です。
危機感が足りないとかではないと思うのですが、やる気になるのがいつも遅いです。
熱が入ると早いのですが、冷めるのも早く・・・
そういったところは似なくていいと思うのですが、似ているから親子なのであって、それは喜ばなくてはならないところでもあります。
そして、自分が過去にそれで失敗したのであれば、子供には同じ失敗をさせぬように助力するのが親のつとめ。
思えば、自分の子供の頃を考えると、息子はすべてにおいて私を超えてここまで来ました。
わたしの小学校、中学校はというと三味線よりもギターに関心があり、学校でも音楽室が憩いの場所で、先生に早く授業に行けと怒られながらギターを触っていました。福井屈指の進学校に通っていたこともあり、同級生も含めて、進学に興味を全く持たずに遊んでばかりいる私は、浮いた存在でした。
稽古よりギターの練習でしたから、当然、大会に出場しても嫌々で、入賞経験ゼロ。
参加するだけの大会生活を過ごしていました。
ですから、先生から同じ年の上妻宏光さんと比較されたものです。
「下手ではないんだから、もうちょいやる気出せよ」
同じ言葉を息子に投げかけるわたし・・・。
ちなみにうちの先生は、小学校の頃から、晩飯が終わると唄の稽古を毎日していたそうです。
中村隆志(当時は中村清美で活動)の大ファンで、節まわしを盗み、本人を目の前にしたときは、中村隆志さんが嬉しそうに笑うぐらいだったそうです。
熱心さが備わると、お稽古は凄い成果をもたらしてくれます。
中学校くらいになると、すでにプロの唄い手を相手に「それぐらいだったら俺も唄えるよ」と、自信もつき、周りからも認められていたそうです。
あれ(°□°;)?
わたしは先生には似てない・・・
うちの息子はわたしに似ている・・・
ここらで隔世遺伝が爆裂して欲しいです(´д`)
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